はじめてのパターン認識を読み終える
- 作者: 平井有三
- 出版社/メーカー: 森北出版
- 発売日: 2012/07/31
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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一言で言うといい本でした。
難易度とか
数式多めですが、過去に説明したことをあまり端折らず繰り返してくれるので、 前のページに何度も戻りながら進むと行ったことがあまりなかった。 それでも中級者向けに作られているので、機械学習の大雑把なイメージと線形代数、微積分、確率等の初歩を理解してないと序盤から躓くと思う。
難しかったところと自分の変化
自分はSVMあたりから理解するのにかなり苦しんだ。 ラグランジュ未定乗数とは?カーネル法???といった感じで、出だしから苦戦した。 (この後、カーネル法の多次元への写像の理屈を理解して感動した。)
この辺りからだと思うがWikipediaの説明が分かりやすいと感じはじめた。 Wikipediaの数学系記事は分かり難いと思っていたのだが、はじパタという応用方法を目の当たりにしながらだと、スッキリと頭に入ってくることに気づいた。苦手意識が克服され本当によい経験になった。また最終章のランダムフォレストには強く惹かれたので、これは実際に何か作って試してみようと思う。
意識した点と痛感したこと
今回は直感的なイメージに拘って本を読んだ。
かなり想像力が鍛えられたけれど、線形代数と確率に対する想像力の低さを痛感したので、はじパタを繰り返し読んだり、数学の入門書を読んだりして基礎力を高めていきたい。
ちなみに微積については、式の展開に苦戦したがパターン認識だと「微分≒最適化」、「積分≒確率等の連続値の総和」くらいに考えておけば基本的によかったので、それほど苦しめられなかった。
今後
これからについてですが、しばらくプログラミングの学習に戻ろうとおもう。 数学的な知見が深まってきたので、加速したいところですが 転職の身としては、もう少しアウトプットが欲しいのです。 ただ、すでにはじパタの内容が記憶からこぼれ始めているので、定期的にこの分野に戻ってこなとダメですね。